茶事とは？茶の湯におけるフルコースのもてなしの事。
普段のお稽古はこのコースを滞り無くこなすための割り稽古といえるでしょう。

和のエンターテイメントである茶事は２部構成となり、＜初座＞と＜後座＞、その間に＜中立＞という休憩時間があります。

風炉と炉の時季では順序が異なりますが、＜初座＞にて、湯相を整えるための炭手前、茶懐石料理、デザートのお菓子をいただきます。 ＜後座＞での濃茶は茶事を彩るハイライトとなり、全てはこの濃茶のために組み立てられていると実感できます。 薄茶はその余韻に浸るワンシーン、一連の流れをじっくりと思い返すひとときでもあります。

気難しく厳粛なものばかりと、ひとくくりに敷居をあげず、日常の行事や季節の移ろいに眼差しを向け　繰り広げているのが【佳翠会の茶の湯パーティー】です。レストランでの開催では、シェフに唯一無二のオリジナル料理を創作していただき、独創性豊かな茶懐石とワインで展開して参ります。茶の湯の基本理念を身に付けながら、気軽にお楽しみいただけるパーティー形式のお茶事です。

五感を研ぎ澄ましてみると、温かなニッポンの心に触れられることでしょう。茶事はオトナの謎かけゲームのようなものです。いにしえからの教え　佳き知識を顧みて、ご一緒に愉しんでみませんか？