初釜@八雲茶寮 初座編
1月は年々お祝いに出向く機会も多くなるものですが、此方は毎年楽しみにしている初釜のひとつ。通常は会員制のお料理屋さんであり、オーナーの緒方さんがデザイナーということもあり、斬新さも目に新鮮なひと時でございます。

席入り後、初座にて茶懐石が始まりますが、折敷の上には向付のみ。オーナー自らが亭主となられ、茶飯釜の趣向でご飯が炊きあがるのを待つこの時間も楽しみです。

待つ間に一献が始まり、目に麗しいお料理の数々が目の前に運ばれて参ります。

【向付】鯛がコリコリで甘いこと

今回、目に留まった作家さんは唐津で釜を開かれているという岡晋吾さん。時代物のような装いですのに、新進の作品♪手触りも心地よくうっとりしてしまう作品ばかり。

初春の陽光をバックにザザザ〜っとお米を釜に移す風景。

【八寸】は早々と登場し、お酒とともに楽しめる趣向です。<海の幸>バチコと子持ち昆布、<山の幸>百合根をお豆腐クリームで絡めたもの。

【煮物椀】は白子餅!薄いお餅に包まれてシンプルなお椀 これ大好きです❣️

春菊と貝柱の和え物。器は伊藤剛俊さん 以前から興味があった作家さんでしたが、今回で改めてパッションを感じました。
そろそろご飯が炊き上がったようです。
炊きたての一文字!嬉しい。

【焼き物】には、マナガツオの味噌漬けと菜の花。

【預け鉢】にはすき焼き風に!とお箸が止まりません。

大きめの高坏のような器にたっぷりと盛り付けられ、皆様ハフハフと…

【香の物】5種は、鮮やかな彩りで織部を惹き立てていますね。

懐石の最後はお菓子で〆。手作りの菱葩餅はお味噌がとろーりと美味。
初座を終え、中立となり一時席を立ち休憩です。
その間にパシャりと。毎年同伴して下さる裏地桂子さまと、着物美人の渡辺英理子さま。

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