佳翠会ブログ BLOG

茶の湯とビジネス 〜アルゴリズム〜其の三

茶会を行う際に必須なことを羅列してみると、
ビジネスにおける“それ”と関連性があることに気づきがあります。
思考回路を全く異なる地点においてみること、自己を外側から眺めてみる。
そうすることで、頭中が整理されて来るのです。

①事前研究
②戦略
③読み
④限られた時間での決断

①大寄せの茶会の場合、何処で開催するのか…
茶室なのか、普段は別用途で使われる空間なのか?
動線を想像し、どのような設え、道具が相応しいのかを考える。

②招待する客人を思い浮かべる。
どんなことに興味を示すのか?
どんなことに喜びを示すのか?サプライズを試行錯誤。

③季節を道具で表現する茶会は数多とある。
が…そこを超えてオリジナリティーがどこまで発揮できるのか。
それは日常にどれほど遊びをしているか..そこが重要。

④1日に10の席数をこなすとする。
9時始まりで15時最終席入り、合計400分で 客人の入れ替えも含み
滞りなく運用するには常に時間に追われることになる。
<点前の速度><水屋チーム>の円滑な動き…
それらが潤滑に行われることが前提だけれども、そうは行かないことも起こります。その時に決断を下すのは亭主の役割。

日常の修行!稽古照今
大局観を持つことが大切となるのです。

<次回の予告>
全ての行動に『価値』をつける。
相客に心せよ









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