佳翠会ブログ BLOG

茶の湯 遠征の旅vs1

つい先日のような気も致しますが、早いもので2年前となりました。
2015年春。茶の湯の学校『裏千家学園 研究科』に入学し、そこから始まった日々は今では宝物となり、ご縁がずっと続いております。

“人生のうちのたった3ヶ月”と思い立ち通園を実行。その後延長して結局は10ヶ月ほど、来る日も来る日も京都の学び舎へ通ったことになりますが、本当に実り多き日々となりました。

4月は様々な形で新しいことが始まる月です。
同校を通じて出会った“ちゃとも”の一人!海老澤宗香さん。地元 笠間@茨城にて稽古場を開かれるとのお話を聞いておりましたので、彼女も新しいステップを踏まれたことでしょう。

茶室内に床が無いので、入り口付近に大きな垂れ幕!お福さんを描いたのは海老澤宗香画伯。

おばあさまの代から三代続くお茶の家のお嬢様であられ、次代を継ぐべく3年間びっしりと熱心にお勉強された上での発心です。何か力になれることはないか…と思っていたところ、茨城にて茶会をするのでヘルプをしてほしいとのお話が舞い込んできました。
1月〜3月まで現代陶芸展か開催され、その一環での茶会

もちろん!Yesのお返事。
2月と3月に弟子を引き連れ茶の湯遠征隊として【茨城陶芸美術館】へ行って参りました。


2月のテーマは節分!寄付には虎の絨毯の上に升と福豆と柊と。

点前座は火鉢に鉄瓶を添えて、基本の盆略でのおもてなし。

海老澤さんと共に茶席を展開したのは、陶芸家の沼尻宗真氏
水屋チームのチーフを務めた彼には本当に様々なことを教えていただき、人として、茶人として多くの学びを下さった方!いつか恩返しがしたいとの想いが今回ひとつ叶いました。

もてなされる茶碗は全て現代陶芸作家の作品。もちろん沼尻さんの作品も!

住まう土地は違えど同じ想いを持ち、お互いに成長していかれる友。私の宝物です。人は個々に持ち合わせる才能が違うからこそ、その能力を交わして行くものと思います。競い合うのではなく交わることを心に留めて!

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