茶の湯とビジネス 〜アルゴリズム〜 其の四
常日頃よりいつもバリューを出すことを考えています。
つまり伝えられたこと!教えられたことをもうひとつ上の段階へ自分自身を導いてみます。すると、価値あるトキを過ごせることと思うのです。
点前座に座り、手順に従って茶を点てる。
なぜ 其のような手順の所作になるのか?
道具の置かれる位置関係は?
上級になり多くの点前を認識するようになってきたら、
共通点を羅列してみるのも面白い、
点前手続を身につける上でヒントが見つかるかもしれません。
例えばひとつの点前で二服以上のお茶を客に差し出す時を考えてみます。
*1種類のお茶を二人以上に出す時。
*2種類のお茶を同一の客に同じ茶碗で出す時。
*1種類のお茶を二つの茶碗で出す時。
*1種類のお茶を二つの茶碗 格の異なる客へ出す時
こうして羅列していくと、
これまでに気づかなかった点前の裏が発見できるかもしれない。
そう思うとワクワクします。
人生は一度しかないので、悔いの無いように成長したい。
1年を365日として、
何もしなかったら、1✖️365日=365
残念ながら1年後に成長はない。
毎日!前日より0.01%努力したとすると、
1.01✖️365日=37.8
翌年は37.8倍成長していることになります。
毎日1%良い習慣を身につけると0.01プラスになるが、
毎日1%悪い習慣が身についてしまうと、
当然のことながら0.01マイナス成長になる。
人というものは永遠に未完成。
アップデートするか否かは自分次第ということになります。
企業も『お客様の声を聞く』会社ほど成長があるもの。
利休さんの言葉にある『相客に心せよ』
自分本位にならずに、常に周囲の空気感を感じることが肝要と存じます。
稽古で学んだことに一歩踏み込んで その日を振り返ると、
価値ある自分に成長できるものと感じます。
<次回の予告>
学ぶ習慣